別府・地獄巡りは全部廻らないといけないという義務感に駆られる
別府といえば、地獄巡り。行かれたことがある方も多いのではないでしょうか。7つの地獄=温泉の噴出口を巡る観光ルートですが、2,000円の共通チケットを購入すれば、どの地獄から巡ってもOKで、7つすべてを回れます。
はじめのうちは、見慣れない温泉の噴出口に感動、わくわく気分なのですが、4つ目くらいから、ふと「あれ、デジャヴかな?」と思ってしまうんです…基本は温泉が湧き出ていて湯気がもくもく出ている景色は一緒なので。でも、日本人は特にこうゆう、〇〇巡りとか、スタンプラリーとか好きですよね。どうしてもコンプリートしたくなる衝動に駆られて、それほど欲していないこともしてしまう。そういった意味では、パーツを毎号集めて完成させるデアゴスティーニと同じ(笑) まあ自己満足って大事ですよね。
今回はそんな別府・地獄巡りの感想をお送りします。
地獄巡りスタート!まずは海地獄へ
地獄の中でも最大の海地獄は、綺麗なコバルトブルーの温泉。すげー。
栽培されているオオオニバスという植物が見応えあります。この植物、大きくなると人が乗れるんだそう。私が乗ったら瞬殺で穴あくな。
綺麗なスイレンも見れます。5月上旬~11月下旬は開花するそう。見ごろ長いな。
続いて鬼石坊主地獄へ
こちらは灰色の泥が沸騰してポコポコと湧き出ている姿が坊主頭に見えることからこの名前に。
↓ こうゆうきれいに坊主頭っぽくなる写真を撮るにはタイミングが重要なので、連写がおすすめ。要らない写真が大量にできるけど。
鬼石の湯という立ち寄り温泉もあるので、地獄見がてら湯に入るのもおすすめ。
お次は、かまど地獄
かまど地獄のシンボルかまど鬼が登場。もうちょっとコンセプトが良く分からないのだがそこは深く考えずにスルー。
赤茶色の地獄。
あれ?なんかさっき見たような気もするが、きれいなコバルトブルーの地獄。
ちょっと毛色の違う鬼山地獄へ
鬼山地獄は、温泉で大量のワニが飼育されている。70頭ほどいるらしい。
うじゃうじゃ。ワニってあったかいとこが好きなのね。
温泉熱で蒸された卵やモロコシを食べられます。冷静に考えるとただのゆで卵とゆでモロコシなので、要らん!
次は、白池地獄
こちらは乳白色のお湯の白池地獄。大きな温泉ですごいと思うが、このあたりからちょっと流れ作業的な感じでの見学になる・・・なぜか熱帯魚館がありピラルクなんかが見れるが思考停止しているので何も感じない。
疲労感がでてきたがお次は、龍巻地獄へ
こちらは一定間隔で噴き出す間欠泉が見れます。30~40分に一度噴き出すらしく、タイミング悪く待つことになった場合はまさに地獄 (笑、嘘です) お土産屋さんやジェラート屋さんで時間をつぶそう。
最後は血の池地獄
赤茶色の大きな地獄が見れる血の池地獄。正直、感動よりようやく全部回ったわ~という達成感のほうが大きい。
足湯もあるので入る。これは疲労がとれて気持ちいい。
地獄めぐり感想
うん、楽しく回れるのは最初の4つくらいです。あとは全部回らなければという義務感が生じ、流れ作業的な感じで見てしまいました。共通チケットはお得なんだけど、時間が限られてるなら無理して全部回らなくてもいいかも。
個人的には、観光用に作られたルートである地獄巡りよりも、さびれてはいるがディープな街を楽しめる別府駅周辺を歩いて、ありのままの別府を見る方が面白い。鉄輪温泉や竹瓦温泉に行くのもおすすめ!
明治12年にできた竹瓦温泉は別府の良質な湯が楽しめて、たたずまいが荘厳。温泉は綺麗な感じではなく、昔ながらの石造りという感じ。地元の人も来ていたりして交流できる。もう何十年も通ってる化石みたいなおじいちゃんとか。昭和初期の雰囲気と、いい温泉が楽しめて安くておすすめ。ちなみに周りには歓楽街になっていてソープとかが多いのです・・・これまたディープですね~。
以上、地獄巡り感想でした!
別府市は「湯~園地」プロジェクトはじめ、色んな新しい取り組みをしているので、頑張ってほしい!またいきたい別府でした~