日本一知名度が低い?流鉄流山線のBEER電車に行ってきた
千葉県の馬橋駅から流山駅までのわずか5.7kmを走る「流鉄流山線」。日本一知名度が低い路線なんて言われたこともある、超絶ローカル線です。「りゅうてつ」という愛称で、一部の鉄道マニアにはそのローカルさが大人気!私は高校の頃、通学の足としてよくお世話になっていました。
そんな流鉄が「流鉄BEER電車」なるイベントをやっていたので、ちょこっと行ってみました。まずは流鉄のご紹介です。
流鉄の車両はいくつかありますが、こちらは5000形の「あかぎ」。西武鉄道で使用していた車両を購入したものだそうです。なんと2両!かわいらしいですよね。そのほかにも黄色い「なの花」緑の「若葉」なんかもあります。ぜんぶ2両!
車内もこんな感じで昔から使用されていたレトロ感が半端ありません。そして、線路も年期が入ってるのか、めっちゃくちゃ揺れます。縦揺れです。軽いアトラクションくらいの揺れ具合で、前に座ってるおじさんがバウンドしてるのを見て吹き出しそうになりました(笑)
馬橋駅のホームもレトロです。木造の屋根がイイ感じ。もちろんエレベーターなんかありません。
もちろんSuicaやPASMOも使えません。きっぷは券売機で現金購入のみです。よく見ると「入鋏省略」と書いてあります。これは、「入鋏(にゅうきょう)=駅員が切符に鋏をいれること」を省略します、という意味ですね。もちろん自動改札なんてものはないので、駅員さんにきっぷを渡しますが、行きは確認もなく降りる際に渡すだけでした。
流山駅はこんな感じ。昭和~。過去には、「東京近郊にありながらローカル色のある駅」という理由で、関東の駅百選にも選ばれたことがあるんだとか。
そして果たして「BEER電車」とは?こちらです。この日に限り、この車両の中でビールやおつまみを頂けます。なんか車両の看板を付け替えただけな気もしないが…
近くにはRutetsu Barなるものも登場。みりんで有名な流山だけあって、バカルディのみりんモヒートとかカクテルがありました(さすがにチャレンジできなかったが…)。
ふだん検車場になってる建物を解放して、こちらでジャズなどの演奏が開催されました。地元中学生の吹奏楽演奏なんかもあり、ローカルな感じが流山ですね。
生ビールとアップルシードルで乾~杯!やっぱり外で飲むお酒は最高。
この線路の上で飲み食いできるなんて、電車好きには堪らないだろう。
ピンクのビール電車も。こんな電車あったのか?いや、少なくともピンクの電車は走ってるのは見たことない。こんなん走らせてたらふざけすぎだろ流鉄。
そして流山の街を走る流鉄のジオラマも登場。流山は昔ながらの佇まいのお店が多いから、ジオラマにぴったり。
知らない人のほうが多いであろう流鉄流山線、一時は廃線の危機ともいわれてました。流山も人口が増えてきているので、ガンバレりゅうてつ!今後も応援してます。
以上、ローカル線の流鉄(桃鉄じゃないよ)のご紹介でした~